サマーカットと皮膚病

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2014/05/21

毎年この時期はフィラリア症予防や狂犬病注射など忙しい時期になりますが
もう一つ増える病気があります。

ずばり「皮膚病」です!!

サマーカット

犬は人よりも、かなり薄っぺらい皮膚をしています。
それを守るために被毛(毛)が生えているわけですが、
この毛を守る・皮膚を守るために「あぶら(脂)」が重要です。

まず人のシャンプーを使うと、この脂がかなりとれてしまうため御法度なのです。
また、脂の質が悪くなったり感染を起こすと「脂漏症」という皮膚病になります。
脂漏症には様々な治療がありますが、基本シャンプーがかかせません。

当院おすすめシャンプーです!
セボゾ

そしてここから!
この前のセミナーで新しいことを一つ知りました。

背中にブツブツや赤みが出やすい子で、よくサマーカットをされている方がいます。
何を隠そう、私も今までシャンプーしやすいという理由から肯定派でした。

しかし!長毛種(シーズーやヨーキー、マルチーズなど)で皮膚病のある場合、
短くしない方がいいらしいのです!!
上に書きましたように、脂漏症は脂質が悪さを起こします。
毛が長い犬種には、その毛に行き渡る相応の量の脂質が分泌されます。
つまり、長毛種はもともと脂質の量が多いのに、
サマーカットにより毛が短くなった分脂質があまるのです!
過剰になった脂質は、皮膚へ悪さをします。
つまり自ら悪循環をつくってしまっていた可能性が出てきたのです。。。

皮膚病の治療に関しては本当に5年周期くらいで、大きく変化していきます。
何年か前のスタンダードが今は、むしろ否定的になっていたりと日々刻々変化を続けています。

アシル動物病院でもその変化に対応すべく、色々な試みを行っています。
皮膚病にお悩みの方、遠慮なくご相談下さい。

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