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2016/12/14
疲労回復!乳酸のメリット。乳酸のすごい機能!!
こんにちは。ふじた医院の藤田博崇です。
乳酸には、すごい機能があります。
しかし蓄積するとデメリットも発生します。
その乳酸を上手に活用することが、疲労を残さないための必須テクニックです。
乳酸でエネルギー活性化!
乳酸メリット
乳酸によるメリットは2つあります。
糖エネルギーの流動性と保存性です。
乳酸は「解糖系」で作られ、「クエン酸回路」で代謝します。
解糖系とは無酸素によって、糖が最初に代謝される経路で、2つのATPと2つのピルビン酸をつくり出します。
一方クエン酸回路は、ピルビン酸を有酸素で代謝して、1糖あたり36個のATPを放出します。(ATPとはアデノシン3リン酸のことでエネルギーの単位物質)
この一連の中で2つの問題があり、それを解決するのが乳酸です。
エネルギーの流動性
筋グリコーゲンは、他の筋肉細胞に移動することができず、その場で代謝されます。
最初の代謝は「解糖系」で行い、エネルギーを放出しつつ、ピルビン酸を作ります。ピルビン酸は「クエン酸回路」という次の代謝経路に進むものと、乳酸に変化するものに分かれます。
乳酸になったエネルギー源は、自由に細胞や血液中を移動して、エネルギーを必要とする細胞にたどり着きます。
*筋グリコーゲンとは、筋肉細胞内に貯蔵された糖で、グルコース(単糖)が複数連なった貯蔵型をいう。
ピルビン酸を一時保存する!
糖代謝システム
解糖系では、1つの糖(グルコース)から2つのATPと2つのピルビン酸を放出します。ピルビン酸は、ミトコンドリア内のクエン酸回(TCA回路)と電子伝達系で18個のATPを放出します。
1つの糖から2つのピルビン酸ができますから、合計で36個のATPですね。(解糖系と合算すると38個のATP)
この解糖系とクエン酸回路の稼働バランスが良ければ、エネルギーを最大化できます。しかし激しい運動では、無酸素代謝の解糖系が活性化して、有酸素代謝のクエン酸回路はあまり使われません。
するとここで問題が生じます。
解糖系で作られたピルビン酸が、クエン酸回路で代謝できず余ることになります。
不安定なピルビン酸はすぐに分解されるので、エネルギーを無駄に消滅させることになります。そこでピルビン酸を乳酸に変えることで、1時間ほどの一時保存ができるのです。
この状態が「乳酸が溜まる」という現象です。
乳酸で筋肉が酸性化?
乳酸デメリット
乳酸のデメリットは、筋肉の酸性化です。
乳酸は1時間ほどで消滅しますが、酸であるため筋肉の酸性化は避けられません。ある一定量の乳酸蓄積であれば、通常の抗酸化機能で酸性化を防いでくれます。
しかし乳酸が急増すると、酸性化により筋肉疲労を引き起こし、筋肉収縮力を低下させます。これを何度も繰り返すことで、筋肉の疲労回復が遅れます。
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