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2017/04/16
子供が急に肘を痛がった。腕を動かさなくなった。
こんにちは。ふじた医院の藤田博崇です。
子供が急に腕を使わなくなり(動かさなくなり)、病院を受診することがあります。
病院に行ったら、すぐに先生が肘を触って治ってします(徒手整復)。
これって肘内障という疾患です。
腕を引っ張り挙げられたり、腕を下にして転んだりした際にも発生しますが、原因がはっきりしない場合も少なくありません。
手を急に引っ張ったり、ひねったりした時に起こり、突然痛がって泣き出します。
【肘内障の病態】
肘内障は、肘の脱臼と思われがちですが、正確には脱臼ではなく、肘関節の骨と骨をつないでいる輪状の靭帯から骨がはずれたり、ずれたりした状態です。
5歳未満の子どもは、骨や靭帯が未発達なので、尺骨と橈骨をつないでいる靭帯の輪から、橈骨頭がはずれやすいのです。
【好発年齢】
多くは、5歳以下の子供にみられます。
5歳未満の子どもは、骨や靭帯が未発達なので、尺骨と橈骨をつないでいる靭帯の輪から、橈骨頭がはずれやすい。
橈骨頭が発達し、靭帯も強くなってくる7歳以降には、ほとんど起こらなくなる。
【肘内障の症状】
痛がって腕を下げたままで動かさなくなります。
無理に動かそうとすると痛む為動かそうとしないが、特に腫れが出たりすることはない。
【診断方法】
受傷時の状況(腕を引っ張られたなど)と、肘をやや曲げた状態で下げたままにして、痛がって動かそうとしないことから、肘内障を疑います。
骨折や脱臼との鑑別のために、X線(レントゲン)検査で骨や関節に異常がないことを確認することもあります。
【肘内障の治療】
徒手整復を行います。
整復の後はいつもと同じように腕をつかってかまいません。
【注意点】
転んでから肘を痛がった場合は、骨折の可能性があります。転んでからの肘の痛みが出現している場合は、整形外科を受診してレントゲン検査が必須です。
【上腕骨顆上骨折】 小児が手をついて転倒した際によくみられる骨折。
転んで手をついたり、鉄棒やうんていから転落して肘が反ることで骨折します。
子供によくみられる骨折です。
転んだ場合は骨折している可能性もあるので、
かならず整形外科を受診してください。
香川・善通寺で交通事故治療といえば「ふじた医院」
医師:藤田博崇
時間:8:30~18:00(土曜日営業、木曜日は13:00まで営業、日祝日休診)
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