胃癌検診のバリウム透視は効果がないというのは本当ですか?

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2017/06/26

胃癌検診のバリウム透視は効果がないというのは本当ですか?

 

 

こんにちは。ふじた医院の藤田博崇です。

 

 

胃癌検診はバリウム透視は効果がないというのは本当ですか?
私は人間ドッグで胃カメラを毎年しています。
鼻から入れれますし、医者からも胃がんの疑いがあるときは、どっちみち胃カメラ入れるといわれたからです。


バリウムの胃透視はスキルス胃癌に効果があると思ってたのですが、医者に聞いたら胃カメラで直接見たらスキルスもわかるといわれました。


胃壁がやはり凸凹したりするのですぐわかるらしいです。

バリウムの胃透視は早期がんなど見逃す可能性が高く、とても怖く出来ません。


スキルスだと半年で末期になるらしいです。

バリウムの胃透視なんて、かなり末期で胃の形が変わらないと胃癌だとわからないですよね。

 


そんな私は今年も胃カメラです。

 

 

胃がん検診、内視鏡推奨せず 厚労省 現場から異論も

胃がん検査の利点と欠点

【医療担当・大岩ゆり】

胃がん検診で内視鏡(胃カメラ)を使うことが増えているが、8年ぶりに改訂される厚生労働省の指針で、これまで同様、バリウムを飲むX線検査が従来通り公費検診で推奨され、内視鏡は推奨されないことがわかった。「死亡の減少が明らかでない」という理由だが、現場の医師から疑問の声も出ている。

厚労省研究班(主任研究者=斎藤博・国立がん研究センター検診研究部長)が、2005年以降の医学論文の質を評価して指針の改訂作業をした。

複数の論文で、内視鏡検査により胃がん死亡が減少する効果が示唆されたが、論文の対象人数が少ないなどとして、05年の指針と同様、科学的根拠が不十分と判断。公費で行う検診としては「推奨しない」と結論づけた。

ただ自費や企業などの費用負担での内視鏡検診は、十分説明すれば実施は妨げないとした。
.
朝日新聞社

 

 

と、患者様から質問がありました。

 


複数の論文で、内視鏡検査により胃がん死亡が減少する効果が示唆されたが、論文の対象人数が少ないなどとして、05年の指針と同様、科学的根拠が不十分と判断。

ここの部分を読むと、何か厚労省の恣意的な判断があるような気がします。

 


おそらく推測ですが、厚労省はコストや時間効率の問題、また何らかのしがらみのために内視鏡(胃カメラ)を推奨しないことにしたのではないでしょうか?


公費で行うという点で、胃カメラはコストがかかること、時間内の検診でできる人数も制限されることが大きいのだと思います。

 


現場で検査している者からすれば、患者様が言われるように胃透視よりも胃カメラのほうがはるかに精度が高く、情報量も多い、組織生検もできるので癌の確定診断も可能、胃の検査としてはやはりカメラをお勧めしています。

 


早期癌はもちろん胃カメラのほうが発見が容易であるし、スキルス癌であっても胃カメラで十分発見、診断は可能です。

 

 

確かにスキルスタイプのものは粘膜下に浸潤する傾向が強いですが、よく観察すれば必ず粘膜面に浅い潰瘍やびらん、不整な粘膜などがあるのでそれを見落とさなければバリウムのほうが優れているとは言えないと思います。

 


また私はがん検診の精密検査で胃カメラを相当数していますが、バリウムで描出されなかった、あるいは指摘されなかった病変がかなりの数存在していることを痛感しています。

 


胃癌検診としてバリウムがいまだになくならないのは、少なくとも胃カメラより胃透視のほうが優れているという理由ではないでしょう。

 

 

レントゲン被曝もあるし。

 


コストや時間効率の問題だと思います。

 

 

善通寺市では胃がん検診が始まっています。

 

 

胃カメラの健診で早期がんが見つかり、内視鏡で取り除くことができた患者様のうれしい声はこちら

善通寺 平成29年度特定検診 胃カメラ

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