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2016/05/09
今回は院内の5月の月刊誌に掲載されたコラムをご紹介しますね!
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安藤・伊藤・遠藤・加藤・工藤・後藤・近藤・佐藤・斎藤・神藤・進藤・春藤・須藤・内藤・尾藤・武藤。これらの名字で共通するものはなんでしょう?
答えは簡単。「藤」の文字です。ここに書かれた名字は十六藤と呼ばれています。
十六藤の本家本元は大化の改新で有名な藤原鎌足(614~669)。鎌足の功績のお蔭で藤原氏の権力がどんどん拡大し、摂政・関白に任ぜられる摂関家となりました。やがて、藤原一族では分家に「藤原」の一文字の『藤』を与えて別の苗字を名乗らせるようになります。たとえば左衛門尉という位だった藤原氏には左(佐)プラス藤で「佐藤」、加賀に住む藤原氏には「加藤」、尾張に住む藤原氏には「尾藤」と名乗らせました。このように官職の一部や、地名に藤を合わせて新しい苗字を作り、『藤』を日本各地へ広めていったのです。現在でも多くの人が十六藤の苗字を名乗っていて、学校や職場やご近所には必ず一人はいます。
5月は各地で藤まつりが開かれます。紫色の小さな花がいくつも連なり、それが房となって長く垂れ下がる姿は美しく、そよそよと皐月の風に吹かれて甘い香り漂わせます。淡くはかなげに見える花ですが、実は長い歴史があり底力のある花なのです。
By 事務長
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