医師が教える巻き爪の治療方法
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2019/09/02
医師が教える巻き爪の治療方法
こんにちは。ふじた医院の藤田博崇です。
軽度な巻き爪の場合の治療方法
内服薬・外用薬の使用
巻き爪の症状が軽度であれば、痛み止めや抗生物質の内服、軟膏やステロイド剤の外用を併用していきます。
爪の部分切除
巻き爪で炎症を起こしている場合は、巻き爪自体が軽度であっても、内服薬・外用薬だけでなく、
爪の部分切除が必要になってきます。治療方法としては局所麻酔をして、爪の端を切除します。
費用は医療機関にもよりますが、保険適用で8000円前後です。
中度な巻き爪の場合の治療方法
フェノール法
フェノール法という治療方法は、フェノールという消毒用の薬品を使います。
巻き爪の端を切除し、爪の根っこである「爪母(そうぼ)」をフェノールで破壊します。
爪が厚い場合や、爪の湾曲が強い場合でも短時間で治療できます。
費用は保険適用で10000円前後です。
デメリットとしては、爪の幅が狭くなり、爪の生えてくる方向が少し変わったりする可能性があります。
プレート法
巻き爪に対して横方向にプラスチックや金属製のプレートを貼り、その張力で巻き爪を矯正する治療方法です。
爪に穴をあけたり、切ったり、ということがないので、痛みを伴わない治療方法です。
保険適用がないので、治療費用は高くなります。
ワイヤー法
湾曲した爪にワイヤーを取り付けて、その張力で爪の形を平らにする治療方法です。
種類がいくつかあります。
①VHO法
ワイヤーを爪の両端にひっかけて、巻き上げることで巻き爪を矯正する治療方法です。
さらにVHO法にはアクリルガター法という手法もあります。
②マチワイヤー法
爪の両端に穴をあけて形状記憶合金のワイヤーをひっかけて、ワイヤーが元に戻ろうとする力を使って
巻き爪を矯正する治療方法です。
重度の巻き爪治療方法
爪母全切除法
爪の横を切開して、「爪母(そうぼ」をすべて切除する治療方法です。この治療方法では爪が二度と生えてこなくなります。
巻き爪がかなり重度な方向けの治療方法です。
善通寺ふじた医院ではすべての治療方法に対応していますので、巻き爪でお困りの方はぜひご来院くださいね(^^)
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