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2018/11/22
ようやく秋も深まり、寒さを感じるようになりました。
寒さを感じると上がってくるのが、血圧です。
夏は血圧が低いし、冬は高くなります。家の中でも暖かい部屋(24℃)より寒い部屋(15℃)では拡張期血圧が約15mmHgほど上昇することもあります。
時々、血圧ってなんですか?と聞かれますが、血圧とは、心臓から出た血液が血管内を流れているとき血管壁に加える圧力です。
心臓は収縮により血液を動脈血管内に押し出したり、拡張により全身を循環している血液を心臓に戻すポンプの働きをしています。
収縮する時に動脈の側壁が受ける圧力を最高血圧(収縮期血圧)、心臓が拡張する時に動脈の側壁が受ける圧力を最低血圧(拡張期血圧)といい、「最高血圧/最低血圧」に表示します。
病院での血圧測定は、医者との面談、病院という慣れていない環境等の緊張要素が血圧値に影響を及ぼすことがあります。
これらの理由のため自分の実際の血圧より約20-30mmHg高く測定されることがありますが、正しい測定さえできれば、病院よりは家庭での測定を推奨します。
家庭では安静にした状態で血圧測定ができますので、実際に近い正確な血圧値が得られます。
また、規則的な家庭での血圧測定は病院の訪問までの数日間の血圧値を医者に提供することができますので、個人の血圧特性と変動の把握や治療に役立つだけでなく、測定者も自分の血圧の変動が分かります。
そのことから現在の治療の現場では、家庭血圧を基準に治療を選択して、調節しています。
当院の診察室では、血圧は聴診法で計測しています。
ぼくは医者になってからずっとそうしてきているし、これからも聴診法で測定しようと考えています。
理由は、聴診することで患者さんの脈拍リズムを直接感じられるし、動脈を触れることで血管の硬さを感じることができる、そう思いながら聴診しています。
家庭血圧計は、聴診法ではなく、圧振動の大きさを圧センサーで自動的に感知して測定するオシロメトリック法が用いられています。
どちらが良いとかはないですが、聴診法では、聴音を判断する個人差により測定値が変わりますが、自動血圧計は脈の大きさに基づいて血圧を決めますので、機器が正確に動作する場合より正確に測定することができます。
しかし、機器が敏感なため、血圧測定のときは注意事項に従わないと正確な測定ができないこともあります。
高血圧は完治ではなく持続的な調節を目標として治療を行う疾患です。
薬物治療、生活習慣改善により血圧を管理して、合併症やそれによる死亡危険を予防管理することが最終的な目標です。
そのために家庭血圧を測定し自分で自分の血圧を管理する、それを身につけていきましょう。
そろそろ本格的に寒くなるようです。風邪などかひかないよう気を付けてすごしてください。
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