食欲と健診の秋

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2021/10/04

朝晩がだんだんと涼しくなってきましたね。猛烈に暑くて、猛烈に雨が多かった今年の夏。
コロナ真っ盛りの中、メダルラッシュにわいた東京オリンピックも、もぅずいぶん前のことのような気がします。

年中無休で食欲満点の私にとって、とりたてて食欲の秋・・・ということはないのですが、今回のテーマは『コレステロール』です。

コレステロールには、LDLコレステロールとHDLコレステロールがあります。
『LDLコレステロール』は肝臓で作られたコレステロールを全身に運ぶ働きがあり、増えすぎると動脈硬化を起こすので、『悪玉コレステロール』と言われています。

一方『HDLコレステロール』は、余剰なコレステロールを回収するコレステロールで、『善玉コレステロール』と言われています。

コレステロールの中でも、高LDLコレステロール血症は、動脈硬化を進行させるためきちんとした管理が必要です。 さらに生活習慣病である高血圧・糖尿病や喫煙などはそれぞれ動脈硬化を進行させるため、高LDLコレステロール血症にこれらの危険因子が重なると脳卒中や心筋梗塞を引き起こす危険性が高くなることが分かっています。
   
動脈硬化学会では、それらの危険因子の数によって脂質管理目標を定めており(別表参照)、それにあわせて目標まで下げるようにしていく必要があります。

  • 持病のない方は160未満
  • 高血圧・喫煙などがあれば140未満
  • 糖尿病・腎臓病などがあれば120未満
  • 心筋梗塞・狭心症などの冠動脈疾患があれば100未満

【コレステロールを食事で下げたい!】
コレステロール値を下げるには、当前のことですが脂肪分の多い食べ物を控えることが第1歩です。
また、野菜などの食物繊維にはコレステロール値を低下させ、糖質の急な吸収を抑える効果があります。 豆類や大豆製品もお勧めです。

【お薬の助けが必要なことも】
食事や運動などの努力をしても、体質やホルモンなどが原因でコレステロールが下がらない方もいらっしゃいます。
コレステロールのうち、食事が影響するのは約3割で、残りの7割は肝臓で作られています。努力をして減らせる部分は一部のため、人によってはお薬が必要になる場合があります。
 
現在、高松市の特定健診の季節です。コレステロールはもちろん、生活習慣病のチェックやガン検診などもできます。10/31までですので、気になる方は気軽にご相談ください♪

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