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2022/05/23
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
本日、ご遠方より来院された患者様のご相談です。
「歯槽膿漏が進行しているからという診断で奥歯2本抜歯をしました。
歯槽膿漏が進行している奥歯2本を抜歯したので歯槽膿漏は治るのでしょうか?
他の歯も同じ運命をたどるのではないかと不安になり
いろいろ探して相談に来ました」
歯槽漏嚢(歯周病)が進行してしまい歯を抜かなくてはいけないと診断を受けた方から
実際によく頂くご質問です。
そう思われますよね?
しかし、実はそうではありません。
お口の中は繋がっていますよね?
現在、日本では歯周病の治療というのは
歯の掃除(歯石を取る)という治療が一般的です。
あなたも、歯周病の予防ということで定期的に歯の歯石を取りに歯医者さんに通っておられるかと思います。
歯の掃除治療では歯の一部分の歯石をとって次の週まで時間が経過するします。
すると先週せっかくきれいにした除去した部分もまた感染してしまっています。
口の中の唾液には目には見えない細菌が充満している場所です。
口の中は繋がっているのでいたちごっこです。
たとえばご自宅のお風呂の掃除を
『今日は左の部分』
『来週はその右のの部分』
『翌週は真ん中部分を』
とは掃除しませんよね??
お風呂は毎日汚れますので浴槽の中の汚れは毎日一回でキレイに掃除をしないと意味がないですよね?
実はお口の中も同じなんです。
数本の歯がその日だけピカピカツルツルになったとしても、1週間後にはお口の中の他の部分のばい菌によって既に感染した状態に戻ります。
何度通院して歯石をとっても歯周治療が終わらない理由もそこにあります。
歯周病菌だけが原因で歯周病になっている場合には
しっかりとお口の中の菌を減らすことで
これ以上悪くならないように維持することができる可能性もあります。
「歯周病で歯を失った」場合には
そもそも今回歯周病になられた根本原因をまずはきちんと突き止めることが大事です。
歯周病によって骨が溶ける原因は2つです。
ご自分が「歯を抜かないといけないと診断された」根本原因
歯周病だと診断された根本原因をお知りになって下さい。
歯を抜かないといけない
と診断された方はまずは、ご相談下さい。
現状をきちんとお知りになる、それが最も重要なことです。
診断が変わればその後の治療はまったく違ったものになってしまいます。
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