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2022/07/08
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
硬いものを噛めば噛むほど歯やアゴの骨がが丈夫になるから
毎日、硬いせんべいやするめをよく噛んでいるという方は
多くいらっしゃるかと思います。
しかし、硬いものを噛むことは、注意が必要です。
この写真は歯は全部残っていて抜いたことがないという方のお口の中の写真です。
硬いものをよく噛んでいました。
確かに歯の本数は残っています。
しかし、歯の頭がほとんどすり減って平になってしまっています。
次の写真はすり減っていない健康な歯です。
こちらも同じように歯の本数がしっかりあります。
健康な歯はこの方のように山谷がしっかりあり歯の頭もすり減っていません。
しかし、長年ずっと使い続け硬いものを噛み続けて負荷がかかった歯は
このように歯の頭がすり減って平になってしまっています。
特に奥歯はかなりすり減ってしまっており、歯の中の神経が今にも露出しそうなほどになってしまっています。
このまま咬み続けるとどんどん歯が割れたり破壊されたりしていくことは
簡単に予想できます。
車に乗られる方はタイヤ交換をされますよね?
ある程度するとすり減ってちびてきます。
最初は山谷がしっかりあり、溝が深くあります。
しかし、長年使っているとタイヤがすり減り溝が浅くなっていきます。
タイヤや山谷がしっかりあり、溝が深いから安全なのであって
溝が浅くなってタイヤ全体がすり減ってくると危険です。
実は歯も同じなんです。
どんどんすり減って、最後は割れたり折れたりします。
物体であれば必ず起こることです。
この図をご覧ください。
戦後昭和22年の日本人の平均寿命です。
男性は50歳、女性は53歳だったんですね。
なんと2022年の現在と比べると約30年も伸びているんです。
平均50歳が寿命であれば、歯の寿命よりも命の方が短かかったため
歯で困るということは感じなかったのですが
こんなにも寿命が延びたのに、歯の強度はまったく昔とは変わっていないわけです。
タイヤならタイヤ交換ができますが、歯はそういうわけにはいきません。
どんなに劣化しても使い続けなくてはいけないのです。
年齢を重ねると歯はすり減ったり、ヒビが入ったりという事が起こり始めます。
命の寿命がこんなに伸びている今、歯の寿命を少しでも長くもたせるためには
歯の破壊に対する予防が必要です。
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