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2025/03/18
香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。
「歯にヒビが入っているから抜くしかないと言われた……」
「ブリッジを新しくしたばかりなのに、すぐに問題が起きてしまった……」
「インプラントか入れ歯かと言われたけど、まだ抜きたくない……」
このようなお悩みでお困りではありませんか?
実は、歯根破折(しこんはせつ)によって抜歯をすすめられるケースは少なくありません。
今回ご相談のため来院下さった患者様も、ブリッジをやり替えたばかりで「すぐにヒビが入った」と言われ、抜歯をすすめられた方でした。
「どうすれば歯を守れるのか?」という疑問を抱え、ご相談にいらっしゃいました。
この記事では、歯根破折の原因や治療の選択肢について詳しく解説します。
「抜歯しかない」と言われた方も、ぜひ一度お読みください。
今回ご相談にお越し下さった患者様です。ご相談内容は下記の通りです。
「歯の根っこ部分にまでヒビが入り込んで中で折れている」と診断されこの歯は抜くしかないと言われました。抜歯後はインプラントか部分入れ歯どちらかをすすめられています。数年前に下の左奥から5本分の歯をつないでブリッジ治療にしてもらっています。
ブリッジ治療をしている手前の歯の歯茎部分には丸いできものができてしまっています。
新しいブリッジ治療にやり替えてすぐにこのできものができました。
診断は歯にヒビが入り歯根破折(しこんはせつ)になっているから、とのことでした。
数年前に5本分の歯をつないでブリッジ治療をはじめてしてもらった時はなんの問題もなく見た目も綺麗でちゃんと噛めていました。しかし今回は噛めない上に噛むと違和感がひどくあります。
この歯だけでなく他の歯もいろいろと不安になってきました。このまま放置しておくと他の歯も同じようにダメにになっていく不安がでてきました。私の歯はいったいどうすればいいでしょうか?」
新しいブリッジに変えた直後にヒビが入り、抜歯をすすめられる――これはとてもショックなことです。
しかし、この状況で本当に「抜くしかない」のか? 他に選択肢はないのか?
詳しく見ていきましょう。
歯根破折(しこんはせつ)とは、歯の根にヒビや割れが入る状態のことを指します。
特に、ブリッジの支えとなっている歯は、強い力がかかりやすく、破折のリスクが高いのが特徴です。
過去の治療で神経を取っている(根管治療済み)
ブリッジの支えとして長年負担がかかっていた
強い噛み締め・歯ぎしりによる過度な力の影響
ブリッジの作り方や噛み合わせのバランスの問題
今回のご相談者様の場合、睡眠時の噛み締めの影響が大きい可能性があります。
ただし、「新しいブリッジにしてすぐにヒビが入った」とのことなので、ブリッジの設計や噛み合わせのバランスも関係していると考えられます。
「歯茎に丸いできものがプクリとできている」とのことですが、これは「根尖病変(こんせんびょうへん)」と呼ばれるものかもしれません。
これは、歯の根の先に炎症が起き、膿がたまっている状態です。
歯根破折が原因の場合、ヒビの隙間から細菌が入り込み、炎症を引き起こしている可能性があります。
結論から言うと、抜歯が必要なケースもあれば、歯を残せる可能性があるケースもあります。
破折の範囲が小さい場合 → 破折部分を接着して保存できる可能性がある
根尖病変の治療が可能な場合 → 根管治療で改善するケースもある
噛み合わせの調整で負担を軽減できる場合 → 再びブリッジを作り直すことで改善できることも
ヒビが根の深い部分まで達している場合
細菌感染が広がってしまっている場合
噛み合わせの問題で再発リスクが高い場合
まずはCT撮影で歯の状態を正確に診断し、残せるかどうかをしっかり見極めることが大切です。
もし抜歯が避けられない場合、選択肢として「インプラント」または「入れ歯」が考えられます。
他の歯に負担をかけずに噛める
しっかり固定され、噛む力を維持できる
ブリッジや入れ歯よりも長期的に安定する
外科手術が不要
短期間で作製できる
コストを抑えられる
ご自身の生活スタイルやお口の状態に合った治療法を選ぶことが大切です。
「抜くしかない」と言われたとしても、まずは本当にその判断が適切なのか、専門的な診断を受けることが重要です。
「できることなら歯を残したい」
「抜歯が必要なら最適な治療法を知りたい」
そんな方は、まずは吉本歯科医院にご相談下さい。
ご予約・お問い合わせ:087-818-1118
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「抜くしかない」と言われても、まだ諦めるのは早いかもしれません。
あなたの歯にとって本当にベストな治療を、一緒に考えていきましょう!
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