「香川県のかみあわせ専門歯科医師が教える!口が開かない顎関節症の原因と解決法」

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2025/04/09

高松市のかみあわせ専門院が教える!口が開かない顎関節症の原因と解決法

香川県高松市の噛み合わせ専門歯科医院 吉本歯科医院の吉本彰夫です。

突然、口を開けると顎が痛む、または口が開かなくなった経験、ありますか?

そんな時、もしかしたら「顎関節症」が原因かもしれません。

顎関節症は、顎の関節やその周囲にある筋肉に何らかのトラブルが生じることで、口を開けるときに痛みや違和感を感じる症状です。

特に、急に痛みが走ったり、動かしづらくなったりすると、焦ってしまいますよね。

今回は、そんな症状の原因と、もし急に発症した場合の対処法について、実際の事例も交えながらお話しします。

顎関節症ってどんなもの?

高松市のかみあわせ専門院が教える!口が開かない顎関節症の原因と解決法

顎関節症は、簡単に言うと「顎の関節」に問題が生じることで起こります。

顎と頭蓋骨が接する部分、いわゆる顎関節と、その周りにある筋肉や靭帯に何らかのトラブルが発生することで、噛んだり口を開けたりする時に痛みを感じたりします。

さらに骨と骨がこすれあうようになると、顎の骨が磨り減っていくく病気です。

吉本歯科医院の顎関節治療

咬み合せが悪いことでバランスが悪くなり、硬いものをこすりあわせると関節と関節の真ん中にあるクッションが潰れてしまい、顎の骨が一番柔らかいのでそこに負担がきてしまいます。
膝にもクッションの役目をするお皿がありますが、そのお皿のようなものが顎にもあり、そのお皿を「関節円板」と言います。

この関節円板がずれたりすると顎の音がカクカクとしだします。

さらにこの関節円板の穴が大きくずれ、穴が開くことで顎の骨と頭の骨がこすれあってジャリジャリとする音に発展することがあります。

関節円板が完全にずれたり、ひしゃげたりするとカクカクという音がしなくなってきます。

そこまでいくと、口を開けようとしても関節円板がひっかかって顎の動きを邪魔します。
口が開きにくくなったり、口が開いたまま閉じられなくなったりするのは、こんな状態になってしまったことが理由です。

カクカクという音がしなくなったからといって「治った」ということではなく、さらに進行していたということはよくあります。

顎関節症は顎の骨が溶けていく病気です。
溶けた骨を再生することができないので、生涯予防し続けなくてはいけないものです。
お痛みがなくなったから、症状が感じなくなったから治療が終わりというものではありません。

顎関節症の主な原因

顎関節症の原因は一つではなく、さまざまな要因が関与しています。主なものをいくつか挙げてみましょう。

  1. 歯の噛み合わせの問題 歯並びや噛み合わせが悪いと、顎に不自然な負担がかかり、長時間の食いしばりや歯ぎしりが、顎関節に大きなストレスを与えます。例えば、歯ぎしりがひどいと、顎関節の周りの筋肉に過度の負荷がかかり、痛みを感じるようになります。ある患者さんは、長年の歯ぎしりで顎の痛みがひどくなり、最初は軽い違和感だけだったのが、次第に食事の際にも痛みを感じるようになったと言っていました。
  2. ストレス 日常生活の中で感じるストレスが、無意識に顎に影響を与えることもあります。例えば、仕事や家庭のストレスで歯を食いしばる癖がついていると、顎に負担がかかり、顎関節症の原因となります。ストレスによる顎の使いすぎも、顎関節に大きな負担をかける原因です。
  3. 親知らずの影響 親知らず(第三大臼歯)は、時に歯並びや噛み合わせに影響を与えることがあります。特に親知らずがまっすぐ生えていない、または半分埋まっている場合、隣接する歯や顎関節に圧力がかかり、痛みを引き起こすことがあります。親知らずが原因で、顎の動きに制限がかかり、口が思うように開かないと感じることもあります。実際に、ある患者さんは、親知らずが生えてきたことがきっかけで、突然顎が痛くなり、開かなくなったと言っていました。
  4. 事故や外傷 交通事故やスポーツによる顔面や顎への衝撃が原因で、顎関節が損傷し、痛みや可動域の制限が生じることもあります。事故後に顎の痛みを感じることが多く、しっかりとした治療が求められます。
  5. 歯周病による場合 歯周病とは、歯の周辺から歯の根っこまでバイ菌が入り込み、そのバイ菌が歯を支えている骨を溶かしてしまう病気です。歯を支える骨を溶かすことにより、歯肉が腫れたり、出血したり、歯がグラグラして揺れてくることがあります。歯が揺れたり、前に飛び出してきたりすることにより、全体のバランスを崩し、顎の骨に異常な負担がかかり、顎の音がするようになったり、お痛みがでてくることがあります。

急に発症した顎関節症の対処法

もし急に口が開かなくなったり、顎に痛みを感じた場合、まずは無理に口を開けないようにしてください。無理に動かすことで、症状が悪化することがあります。以下の方法で、痛みや不安を和らげることができます。

  1. 温湿布を試してみる 顎の痛みがある場合、温湿布を当てて筋肉をリラックスさせましょう。温かいタオルやカイロを使うと、筋肉がほぐれ、痛みが軽減することがあります。
  2. 冷湿布で炎症を抑える 急性の痛みや腫れがある場合には、冷湿布を使うことで炎症を抑えることができます。冷たいタオルやアイスパックを顎に当てて、腫れを引かせましょう。
  3. 顎を無理に動かさない 痛みが強い場合、できるだけ顎を動かさず、安静にしておくことが大切です。食事は柔らかいものを選んで、顎に負担をかけないようにしましょう。
  4. 噛み合わせをチェック 日常的に噛み合わせに問題がある場合は、歯科で調整を受けることをおすすめします。歯科での診断を受けることで、噛み合わせを整え、痛みを軽減できることがあります。
  5. 親知らずが原因の場合 親知らずが原因で顎関節症が起きている場合、抜歯を含む治療が必要になることもあります。歯科医師に相談して、最適な治療を受けましょう。

顎関節症の治療法

顎関節症の治療は、症状や原因によって異なります。一般的な治療法をご紹介します。

  1. マウスピースの使用 歯ぎしりや食いしばりが原因であれば、マウスピースを使うことで顎の負担を軽減することができます。寝ている間の歯ぎしりを防止し、顎を守るために有効です。
  2. 物理療法 温熱療法やマッサージ、ストレッチなどを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、痛みを緩和することができます。
  3. 手術 他の治療法が効果を示さない場合、手術が検討されることもありますが、通常はまず保存的な治療を試みます。

まとめ

顎関節症は、突然顎に痛みが走ったり、口が開かなくなることがあります。急に症状が現れた場合、焦らずに適切に対処することが重要です。もし親知らずや噛み合わせに不安があれば、早めに歯科での相談をおすすめします。「顎関節症」で、お悩みの患者さまの原因は必ずしも一つであることは少なく、「親知らずと歯周病」「咬み合せ」「歯周病で奥歯がない」、など患者さまによって原因はさまざまです。まずはお口の中を実際に診させて頂き、パノラマレントゲン写真などで患者さまの顎の骨の状態まで確認させて頂きます。それぞれの原因によって原因除去、もしくは、現状維持、悪化の遅延を目的に治療方針を患者さまとご相談しながら行なってまいります。香川県高松市にある吉本歯科医院では、顎関節症や親知らずに関する専門的な診療を行っていますので、何か気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。顎のトラブルを放置せず、早期に適切な治療を受けることが、健康で快適な生活への第一歩です。

吉本歯科医院の顎関節治療

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