毛穴の悩みと対策

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2011/08/05

おひさしぶりです。まさだです。
美容スタッフが頑張って更新してくれていましたが、紫外線対策など、読んでいただけましたか?



今日は美容皮膚科学会でも最近話題の毛穴の悩みと対策について書いてみます。



そもそも、毛穴ってなんでしょう?



毛穴とは、毛の根っこに皮脂腺がくっついている穴(くぼみ)です。顔面では特に皮脂腺が大きく発達していて、穴がめだちやすくなっています。



したがって、毛穴にある程度脂がたっまているのは当たり前のこと、皮脂は日々分泌されていますし、


ぼみが影になって黒く見えるのも当たり前のことではあります。




では、何故毛穴が目立ってしまうのでしょう?


いくつかの原因があります。



1)皮脂の量が多すぎて毛穴が拡大し、脂が角栓となって詰まっている場合、毛穴が目立ちやすいということになります。



2)産毛が目立って黒くみえている場合もあります。



3)皮膚のたるみが原因で毛穴が広がってみえる場合もあります。



4)ニキビ跡が目立つ場合もあります。





対策をたてるには、毛穴の目立つ理由をはっきりさせます。






1)詰まり毛穴なら、毎日の洗顔方法や保湿を見直します。ピーリングやポリッシングで古い角質と皮脂のまじった詰まりを取り除くのも良いでしょう。

毛穴パックは刺激が強いので、2週間に1回くらいにとどめましょう。あまり刺激しすぎるとよけいに広がってしまう場合もあります。

皮脂のコントロールにはビタミンCが有効です。肌に浸透しやすい誘導型を選びましょう。イオン導入すればさらに有効です。
食事では積極的にビタミンBを取り入れましょう。




2)産毛が目立つ黒い毛穴にはレーザー治療が有効です。



3)たるみ毛穴なら、予防が大切です。真皮のコラーゲンを増やして張りのある肌にします。ピーリングやビタミンAが有効です。


4)にきび痕が目立つ場合はビタミンCやトラネキサム散が有効です。







新兵器も登場です。




東京女子医大の先生と資生堂さんの協同研究で、アミノ酸であるグリシンの2量体(グリシルグリシン)に毛穴収縮作用が認められました。

目立つ毛穴は表皮の肥厚、角化異常をおこしていて、皮脂、特に遊離不飽和脂肪酸が多く、イオンバランスを乱しているそうです。

グリシルグリシンを皮膚にうまく届かせれば、イオンバランスを整え、毛穴を収縮させてくれるそうです。





グリシルグリシンは入手可能な薬剤ですが、まだまだ、使用されている先生方の印象をお聞きすると、いろいろな治療法と組みあわせてじっくりと治療していく必要がありそうです。

有効であることがわかっても、どうやって皮膚の中に取り込み、働かせるかが重要なのだと思います。




イオン導入ができる製剤も入手できるようになりましたので、注目しています。




美容皮フ科界も日々進歩しています。エビデンスのある信頼性の高いものは積極的に取り入れて




みなさんに提供していきたいと考えています。






ご期待ください。

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