予防接種・・・副作用と副反応って何が違うの?

コロナウイルスのワクチン接種も始まり、周りでも接種をしたという人も増えてきているでしょうか?
65歳以上の高齢者の接種した人の割合(1回目)は香川で25.63%、高知県で33.44%、岡山県は41.60%となっているようです。
※内閣官房IT総合戦略室の情報を基に割合算出の分母は2020年1月1日住民基本台帳によります。6月9日現在の値

そこでよく聞くのは「副反応」という言葉です。ワクチン接種後に疼痛・頭痛・発熱があるということをメディアでも報じられています。
しかし、この「副反応」は一般的な「副作用」とは何が違うのでしょうか?

副反応とは

副反応(ふくはんのう)とは、ワクチン接種に伴う免疫付与以外の反応のことである。
ワクチンの場合、投与に伴う免疫付与以外の反応も外来物質の化学的作用ではなく免疫学的機序によって起こるものが多い。(出典:wikipedia)
「アナフィラキシー」も副反応の1つです。

副作用とは

副作用(ふくさよう)とは医薬品あるいは医療的処置の、副次的あるいは望ましくない作用のこと。
医薬品の使用、あるいは医療的処置に伴って生じた、治療者や患者が望んでいない作用全般のことである。(「副作用」と対比して、治療目的にかなった作用、治療者が本来望んでいた作用のほうは「主作用」や「薬効」と呼ぶ。)。(出典:wikipedia)

比較してみると・・・

改めて見比べてみると副反応も副作用も、ワクチンや薬の使用に伴い、本来期待される効果とは異なる影響が出ることを指す言葉ではありますが、「ワクチンを使用した場合」に出た影響を副反応と呼び、副作用と使い分けています。

副反応に関する情報について

厚生労働省がワクチンの接種後に生じる副反応と思われる事例について、医療機関に報告を求め・収集しています。収集した報告事例に関しては、厚生労働省の審議会に報告したうえで専門家による評価を行います。
こうした結果を公表するなどして、安全性に関する情報提供などを行っていきます。

新型コロナワクチンの副反応疑い報告について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_hukuhannou-utagai-houkoku.html

予防接種は有効な予防方法のひとつではありますが、副反応が起こるリスクはゼロではありません。
副反応のニュースを目にすることが多いと、「とても怖く危ないもの」とか、「副反応が怖いから予防接種を受けたくない」という人もいるかもしれません。
しかし、そのほとんどが生体の反応である一時的な症状で、本当に感染したリスクに比べると軽く、重度の副反応はきわめてまれであること。
さらには副反応に関して幅広く情報収集をし、公表する仕組みがあることも理解したうえで、正しい知識をもってワクチン接種の判断が出来ればいいですね。

高松市ではウェブサイト上で接種状況や予約受付に空きがある医療機関一覧を公開しています。こちらもご参考までに。

新型コロナワクチンの住民接種について|高松市
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/smph/kurashi/kenkou/iryo/shinsa/yobou_sesshu/20210118141246034.html


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