記事作成日:2022年7月13日

マスクはいつまで必要?この夏気を付けたい熱中症対策

夏になり、まだまだ暑い日々が続きますね。これからの季節で気になるのは、マスクの着用義務についてではないでしょうか。

そもそもマスクを着用しなければならないという法律はなく、厚生労働省によると、夏場のマスクの着用は熱中症のリスクを高めると発表しています。

新型コロナウィルスの感染予防と同時に、熱中症にならないための対策をする必要があるのです。

今回は、現代のコロナ禍において、マスクはいつまで必要なのか、そしてマスクをしたまま、熱中症にならずに夏を乗り切るための対策について紹介しましょう。
 

マスク生活はいつまで続く?海外での動き



世界のマスク生活の動きを見てみると、2022年2~3月頃から欧州では脱マスクの動きが始まっています。

イギリスでは2022年1月、公共施設での着用義務が撤廃されました。しかし、人が多くいる場所にいる時などは、状況に応じて着用が推奨されています。

2022年3月にはアメリカでも全ての州でマスクの着用義務が終了。

シンガポールにおいても、屋内や公共交通機関以外の場所では着用義務を撤廃。

韓国でも5月に入ってから屋外での着用義務が原則撤廃とされています。

世界でみても、現状としてはマスク生活は撤廃もしくは緩和といった傾向にあるようです。
 

■マスク生活について国民の意見

では、マスク生活において日本国民はどう考えているのか、意見や反応についてまとめてみました。
 


国民のほぼ100%が2年半もマスク生活って歴史上最も愚行で取り返しがつかないことになるかもしれないのにどうして偉い人は声を上げないんだろう!?

引用元:Twitter


「無理にマスクをし続けて熱中症になるくらいなら、できる感染対策をした上でマスクを外してもいいですよ」はわかるし、「蒸れるしうざったいしマスクつけたくない!」って人がいるのもわかる。でも「みんなマスク嫌いでしょ!外そ!?」はやめてほしい。マスクを外したくない人もいるので。

引用元:Twitter


一日中マスクつけてると酸欠にでもなるんかな。夕方になった時の疲れがそれまでより強い気がするんだよね。早くマスク外したい。俺が風邪になってた場合に他所に移さないようにってしてるけど、世間の大半が重症化防止になるらしいワクチン打ってるんだしもう別によくね?

引用元:Twitter


プライベートでノーマスク生活始めて数ヶ月。コンビニ、スーパー、ドラッグストア、居酒屋、飲食店、イオン、百貨店、ホームセンター、駅、投票所…どこに行ってもノーマスクを注意されません!所詮そんなもんです❗️マスク茶番に気付いている人、周りの為にも一度試して下さい

引用元:Twitter


  

マスク生活についてSNSの反応を見ていると「マスク生活をやめたい人」「マスク生活に慣れた・やめたくない人」「すでにマスクを外して生活している人」など、様々な意見がみられました。

「マスク生活をやめたい人」は、暑いし面倒、という意見以外にも、子どもや相手の表情が読めない・声が聞こえづらいなど、コミュニケーションについての意見もありました。

「マスク生活に慣れた・やめたくない人」は、顔を見られるのが恥ずかしくなってしまった・マナーとしてつけるべき、などの声が目立ちます。

そして、意外にもごく一部の人はすでにマスクを外して生活をしていました。

とはいえ、2022年7月13日現在、新型コロナウイルス感染症の新たな波が起きようとしています。まだまだ感染症対策としてマスクが手放せない日常が続きそうですね。
  

厚生労働省より:マスク着用について



厚生労働省によると、マスクの着用により熱中症のリスクが高まることを発表しています。体調や状況に応じて、屋外の場合は人と十分な距離(2m以上)が確保できる場合には、マスクを外すように呼びかけています。屋外・屋内、そして子どものマスク着用についてそれぞれ紹介しましょう。
 

■屋外・屋内でのマスク着用について

厚生労働省のホームページによると、屋外で距離が確保できないシーンではマスクの着用が推奨されていますが、それ以外のシーンではマスクは必要ないとされています。

また、マスクを着用している際には強度のある運動や負荷のかかる作業を避けるよう喚起しています。マスク着用時に息が上がると、うまく呼吸ができず体調を崩しかねません。

屋内においては会話をほとんど行わないシーン以外では、まだまだマスクの着用が推奨されているのが現状です。その他、高齢の方と会う時や病院に行く場合にもマスクの着用が推奨されています。
 

■子どものマスク着用について

子どもも大人と同じように、人との距離が2m以上確保できる場合には、マスクを着用する必要は無いとされています。そして、就学前の子どもについてもマスクの着用義務は強要されていません。特に2歳未満の子どもについては、マスクの着用が難しいことから、義務付けられていないのです。
 

新型コロナウイルス感染予防と熱中症のマスク事情



マスクは、新型コロナウイルスの感染原因ともなる飛沫の拡散防止に効果がありますが、高温・多湿な環境で着用していると熱中症のリスクが高くなります。

熱中症にならないためにも、2m以内の近距離で会話する場合を除いて、屋外ではマスクを外すようにと、厚生労働省は呼びかけています。つまり、夏場における屋外での散歩、ランニング、通勤や通学の際には、マスクの着用義務はないのです。

屋内で着用する必要がある場合には、エアコンが効いた場所に行くなどして、暑さを避けながら感染対策をしましょう。とはいえ、屋内でも人との距離が確保できたり、ほとんど会話を行わない場合はマスクを着用する必要はありません。

そして、基本的なことではありますが、夏場は熱中症対策として水分補給を心がけるようにしましょう。熱中症の対策には、喉が渇いていなくても意識的に水分を補給することが大切です。

状況を判断しながら、正しい感染症対策および熱中症対策を心掛けることが大切です。
 

マスク生活での熱中症予防5つのポイント


マスク生活が続く昨今、熱中症にならないための5つのポイントについて紹介しましょう。
 

■マスクは適宜で外す

夏場はマスクは適宜外すようにしましょう。屋外では、人と会話をしないのであればマスクを外してもOK。2m以上の距離をあけることが可能な状況であれば、マスクは積極的に外して過ごしましょう。

■体内の熱を逃がす工夫

夏場は、体内の熱を逃がすような工夫をすることが大切です。涼しい服装を心がけたり、冷感アイテムを取り入れるのもいいでしょう。

昨今では、クールビスが取り入れられていることなどから涼しい服装で仕事をできる環境が進んでいます。働き方の柔軟性が上がっていることから私服で日中を過ごす方も多いでしょう。気温の高い夏は体内に熱を籠らせないような服装がおすすめです。
 

■暑さを避けること

夏のお出かけ先はクーラーの効いた場所を選ぶなど、できるだけ暑さを避けるように過ごしてください。屋外を歩く場合には、日傘を持つ・帽子をかぶるなどの工夫をしましょう。

また、少しでも体調が悪いと感じた場合は、早めに涼しい場所へ移動することも大切です。空調の効いた涼しい建物に入るのがベストですが、それができないのであれば日陰へ移動し、体を休ませましょう。
 

■こまめな水分補給

基本的なことではありますが、熱中症対策にはこまめな水分補給が大切です。1日あたり1.2リットルの水分補給が推奨されています。また、大量に汗をかいた時には塩分を同時に取るようにするのがおすすめ。

できれば水分補給の際は、砂糖が多く入った清涼飲料水ではなく、水やスポーツドリンクを選ぶようにしましょう。
 

■日々の健康管理と体力づくり

コロナ渦で日々の体温測定などの健康管理はとても重要視されていますが、夏の暑い時期には特に健康管理に気を使いましょう。

また、環境省は「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる程度の運動を毎日30分ほど続けると、暑熱順化が約2週間で完成すると発表しています。※暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。

「ややきつい」と感じる程度の運動とは、ウォーキングなどを指しています。暑熱順化すると、体温がそれほど上昇しなくても皮膚血管が拡張し、放熱しやすくなり、結果的に暑さに強い体になるといわれています。

ただし、運動をする際にはもっとも気温が高くなる日中は避け、早朝や夕暮れ以降からするのがいいでしょう。
 

夏はマスクと上手に付き合って熱中症対策を


コロナ禍によるマスク生活、熱中症対策について紹介しました。

夏はマスクと上手に付き合うことが大切です。

気温の高い日は、できるだけ涼しい場所で過ごし、水分補給を忘れないようにしましょう。

熱中症は、最悪の場合、死に至ることもある病気です。新型コロナウイルス感染症と同じように注意する必要のあります。

ソーシャルディスタンスがとれる場所では適宜マスクを外し、しっかりと対策をしながら暑い夏を乗り切りましょう。
 

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監修

あなぶきヘルスケア
事業部長  喜田 康生

 

平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。

 


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