記事作成日:2023年2月20日

ついにマスク着用の義務が緩和!4月~新ルールと世間の声

いよいよこの春、政府は実質マスク解禁とする方針を発表しました。

今年で4年目となったマスク生活でしたが、そんな生活にも慣れ、今やマスクがないと落ち着かないという人も多いのではないでしょうか。

今回は、政府が発表したマスク着用義務についてまとめてみました。
 

いよいよマスク解禁か!4月~の新ルール



2023年4月1日からのマスク解禁に先駆けて、3月13日から個人の判断に委ねる方針を決めた政府。

まだまだ収束の目処が立っていない新型コロナウイルス感染症ですが、ウィズコロナ社会の第一歩といったところでしょうか。

マスク解禁の新ルールは以下の通りです。
 

■マスクの着用は個人の判断に委ねる

 

基本的に、3月13日~のマスク着用は個人の判断に委ねるとし、4月1日~学校でのマスク着用は求めないという通知を教育委員会に提出しました。

 

厚生労働省のHPには以下のように記載されています。

 

令和5年3月13日以降、個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることになります。

本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。

 

引用:厚生労働省

 

ただし、マスクをしていない人に対して着用を強制したり、マスクをしている人に対して外すように強制したりすることのないように、と呼びかけています。

 

 

■混雑時の電車内などでは着用を推奨

混雑時の電車内など、人が多く集まる公共交通機関では、当面の間、着用を推奨することとなっています。

また、距離が確保できない会話や、十分な換気などが行われていない場合にも、マスクの着用を推奨しています。

※人との距離(約2m)が保てて、会話をほとんど行わない場合は着用しなくてもOK
 

■重症化リスクの高い人や場所では着用を推奨

高齢者や持病を持っている人など、重症化リスクの高い方への感染を防ぐために、下記の場面では、マスクの着用を推奨しています。

・医療機関を受診する時
・重症化リスクの高い方が多く入院する医療機関
・重症化リスクの高い方が多く生活する高齢者施設などへ訪問する時


また、上記のような場所で働いている方などは、勤務中のマスク着用を推奨。

この場合は、個人の判断に委ねられているとはいえ、事業者が感染対策上などの理由によって、マスクの着用を求めることは許容されるとしています。
 

文科省「3/13 卒業式のマスク着用は不要」



文部科学省は2月10日、卒業式(3月13日)以降、児童生徒や教職員は、基本的にマスクの着用をしない方針を決めました。

ただし、国歌斉唱など大勢で声を出す場面や、卒業式に参加する保護者らには着用をするように求めています。

岸田文雄首相は、「今年卒業式を迎える子どもさんたちは、この3年間ずっとマスクをつけて過ごしてこられた。ぜひ卒業式ではお互いの笑顔を見ながら参加してほしい」と話していました。

卒業式は、子どもの表情を確かめるなどの“教育的意義”があるとし、4月1日よりも早い、卒業式の時期に外せるよう、実質マスク解禁を表明しています。
 

もともとマスク着用には法的拘束力がない



世界中に猛威をふるった新型コロナウイルス感染症ですが、もともとマスク着用には法的拘束力がありません。

 

政府はこれまで「原則として屋外では不要、屋内では着用を推奨」との考え方を示していましたが、感染拡大に伴い、自己防衛策として多くの人がマスクを着用して生活をしてきました。

 

中には「マスクをしていても感染した」という声もあり、手立てのない新型コロナウイルス感染症に対して、マスク着用は気休め程度にしか考えていない人も少なくないはず。

 

しかし、2023年2月8日にマスクの有効性について、対策委員会が科学的に表明されました。

 

 

2.日常生活でのマスク着用の有効性に関する科学的知見

 

いわゆる一般人口におけるマスク着用に関する78件の研究をメタ解析した結果では、マスク着用者の週あたり感染リスクが非着用者の0.84倍(95%信頼区間:0.71-0.99)に低下することが知られている。観察期間を2週にすると、着用者の感染リスクは非着用者の0.76倍(95%信頼区間:0.66-0.88)に低下すると推定されている。これはマスクを着用することによって自分が感染しないための効果に相当する。

 

第116回(令和5年2月8日)新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード提出資料「マスク着用の有効性に関する科学的知見」

 

この春、マスク解禁。世間の声は?



実質、マスク解禁の報道に対して、多くの著名人から疑問と不満の声が漏れているようです。

では、世間の声はどうでしょうか。
 

・喜びの声

日頃から運動をしている人や、マスクを煩わしく思っていた人にとっては、純粋にこのマスク解禁には喜びの声を挙げているようです。
 

・戸惑いの声

ちょうど花粉が飛び始めるこの時期にマスクは外せないという声や、マスクが日常的なものとなった人にとってはマスク解禁は辛い、との声が多く挙がっていました。

また、マナー的な観点で、マスク解禁に疑問を持つ人も一定数いるようです。
 

・批判的な声

まだマスク解禁は不安な人や、政府の曖昧な表明に納得いっていない人も多くいるようです。

これからやってくるであろう感染拡大の波に対し、マスク解禁したからだ、という声が挙がるに違いないとの声も目立ちました。
 

ウィズコロナ時代に合わせたライフスタイルを



いまだ感染拡大を続ける新型コロナウイルス。

感染後の後遺症など、まだまだ未知なウイルスではありますが、これからは「ウィズコロナ時代」に合わせたライフスタイルが求められています。

マスク解禁をはじめ、また以前のように人々が楽しく過ごせる日が来ますように。
 

◎おすすめの関連施設

 
■みき内科外科医院(高松市)

■樫村病院(高松市)

■医療法人社団琴佳会 中央クリニック(観音寺市)

■前田メディカルクリニック(高知県)
  

監修

あなぶきヘルスケア
事業部長  喜田 康生

 

平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。

 

 


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