記事作成日:2022年6月24日

食品だけではない!2022年に値上げした・するもの

2022年、私たちの暮らしに関わるあらゆる物の値上げラッシュが続いています。この値上げラッシュには、新型コロナウィルスの影響、円安の影響、原料価格高騰による影響などが挙げられます。そこで、2022年上半期が終わり、これまで値上げされたものや、これから下半期で値上げされていくものについてまとめてみました。
 

【2022年】値上がりラッシュの背景



2022年の値上がりラッシュの背景としては、新型コロナウィルス、円安の影響、原材料価格の高騰による影響が主たるものとされています。それぞれの出来事がどのような経緯で私たちの生活費の値上げに絡んでいるのか、それぞれ解説しましょう。
 

新型コロナウイルス感染症の影響

やはり、今の大変な時代において、新型コロナウィルスによる影響についての説明は外せません。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、私たちの生活様式は大きく変わりました。

例えば、人の往来が減少傾向となり、利用客の大幅減少により首都圏の大手私鉄では運賃の値上げを検討する動きが急拡大。その他でも様々なサービスの利用客が減少傾向にあり、全体的に値上げの流れが訪れています。

人が集まる仕事は特に厳しく、観光産業や娯楽産業などでは利用客が減り値上げ、スポーツクラブなども会員数の減少により値上げに踏み切るなど様々なビジネスシーンにおける値上げラッシュが進んでいます。
 

円安の影響

円安の影響により、あらゆる物の値上げが進んでいます。日本は他国からの輸入に頼り、生活インフラを整えている資源に乏しい国。電気やガスなどの光熱費の原料となるエネルギー源は、円安の影響により輸入コストが増大しています。

勿論、生活インフラのみならず私たちの身近な食品などにも影響が及んでいます。小麦などの輸入に頼ることが多い食品も値上げ。また、様々なことが連鎖して値上げのスパイラルにあらゆる物が巻き込まれて行きます。

ガソリン値段が上がる→運送費高騰→物価の上昇が加速

といったような一連の流れが起きることによる悪循環が生まれています。物価は上昇傾向にあるものの、私たちの賃金は基本的には上がらない傾向です。しかし、社会保険料と税金は年々上昇傾向にあります。こうした負のスパイラルが起こり、今もこうしている間に生活困難者が生まれているかもしれません。
 

原材料価格が高騰した影響

原材料価格は、主に以下のような理由が挙げられています。

・世界的な人口増加による需要増
・地球温暖化による干ばつ
・天候不順による穀物相場の上昇
・原油価格の高騰物流コストの上昇
・円安による輸入コストの増大
・コロナ禍による生産体制の変化
・ロシア・ウクライナ戦争の影響


単純に農作物が育たないから、という問題ではなく、上記のように社会全体で値上げせざるを得ない状況となっているのです。原材料費が高騰すれば当然、私たちの暮らしの中の製品の価格も高騰します。

身近なところでは、ファーストリテイリング社のUNIQLOが商品の全体的な値上げの決定であったり、かつて10円で購入できた株式会社やおきんの人気駄菓子の「うまい棒」が12円に値上げしてしまったりしたことなどが挙げられます。
 

育児や介護にも打撃!?2022年に値上げした・するもの



実は、一部の人には欠かすことができない育児用品や介護用品も値上げの傾向にあります。2022年に値上げしたものや、これからするものを、企業と併せて紹介しましょう。
 

紙おむつ

花王は、2022年の4月1日から乳幼児向けの紙おむつ「メリーズ」の大部分の商品を約10%引き上げています。この値上げは、原材料高の影響を受けた影響によるものです。

その他にも、紙おむつに関しては大王製紙が値上げを発表。値上げ幅は約15%と言われています。1日10回以上のおむつ交換が必要とされる新生児がいるご家庭や、ご年配の方、介護が必要なご家族のいるご家庭には少し辛いものかもしれません。
 

ティッシュやトイレットペーパー

ティッシュ・トレイットペーパーは、2022年の3~4月から値上げが始まっています。値上げを発表したのは、大王製紙、日本製紙、丸富製紙、コアレックス。それぞれ以前の価格から10%~15%の値上げになります。

値上げの理由としては、コロナ禍によりトレイットペーパーの需要が減少傾向にあることに加えてエネルギーコストの上昇、原料パルプの高騰が原因です。その他にも、人手不足により、物流費・人件費が上昇傾向にあります。
 

生理用品

生理用品は2022年3~4月から値上げ傾向にあります。大王製紙のものは約15%の値上げをしています。その他、ソフィなどの生理用品を扱うメーカーの商品が値上げ傾向にあります。
 

幼児食品

粉ミルクや離乳食などの幼児食品は値上げ傾向にあります。先述した通り、紙オムツなどの商品が値上げしていることから、子育てにかかる費用がこれまで以上に増えているのが現状です。
 

一般用医薬品

現在、様々な製薬会社で一般用医薬品の値上げが発表されています。エスエス製薬では、イブ、ドリエル、ブロン、フステノンなどの主力商品の値上げを2022年の7月からすることを発表しました。他にも、大正製薬ではリアップX5プラスネオ、パプロンゴールドAなどの主力商品の値上げを2022年4月から行っています。

このような一般用医薬品の価格改定には、原料価格の高騰と物流コストの上昇が主な原因とされています。
 

日用品だけではない!2022年に値上げされるもの



日用品のみならず、2022年には様々な物やサービスが値上げしています。その中でも代表的なのは、光熱費、医療費、火災保険料。どれも、私たちの生活に身近なものであり、値上げすると厳しいものです。
 

光熱費

電気代、ガス代、などの光熱費の値上げが進んでいます。電気代に関しては5年連続の値上げが進んでいて、これからますます私たちの暮らしの家計に影響を与えると言えます。

現在、岸田内閣では電気を節約した場合にはポイントを付けるという動きを検討しているとのこと。今後の動きに期待したいですね。

医療費

これから先、75歳以上の高齢者の医療費窓口負担が2割負担になる人が出てきます。この制度改革のポイントとしては、以下の通り。

・一定所得がある75歳以上の窓口負担を1割から2割へ
・単身で年収200万円、複数世帯は合計320万円以上。約370万人が該当する。
・導入時期は2022年度後半
・外来患者は3年間、1カ月分の負担増を3千円以内に抑える
 

火災保険料

2022年10月より、火災保険が平均で10.9%の値上げされます。そして、これまで割安だった10年契約が廃止されることにより、保険料の負担が増加します。値上げの原因としては、損害保険会社の収支の悪化により、火災保険自体が成立しなくなるのではないかという懸念から値上げしていく傾向にあるようです。
 

値上げだけでなく、値下げされたものもある



世の中の商品が全体的に値上げ傾向にありますが、一部では値下げした物があります。

外食産業では、すかいらーくグループのバーミヤンでは16品の商品を最大134円値下げ。幸楽苑では、餃子などの商品を値上げしつつも、スープやライスなどの一部商品を20円~50円の値下げ。しゃぶ葉では、小学生の食べ放題コースが値下げすることなどが発表されています。

その他にも、大手スポーツブランドのアルペンでは、自社製品180品を2割以上を値下げしていたり、首都高では深夜(0時~4時)の通行料を2割値下げしていたりと、思いのほか値下げしているものも多いのが現状です。

値上げラッシュに伴う支出を減らすためには、値下げされたもののチェックも欠かせませんね。
 

値上がりはいつまで続く?今私たちにできること



これから先も値上げラッシュはしばらくは続くと予想できます。輸入コストは高止まりのまま、円安は当面拡大していくでしょうし、労働者の減少傾向から人手を確保する費用がかかるからです。消費者である私たちに出来ることは限られていますが、無理のない範囲でエネルギーや物資の節約を心がけ、持続可能な未来を目指しましょう。
 

監修

あなぶきヘルスケア
事業部長  喜田 康生

 

平成17年にプランドゥ穴吹に入社。その後、地域の医療介護検索サイト「病院・介護ナビmilmil」を立ち上げ、サイト営業で多数の病院、クリニック、介護施設などを訪問。現在はあなぶきヘルスケアにて、広告コンサルティングを通じ、ブランディングなど幅広い視点から医療介護業界をサポート。


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